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2005年 09月 13日

東京でみつけたおいしいパン

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あまりに「美味しいパンが食べたいっ!」と周りに言い触れていたら。
P氏がこんな本くれました。

「東京で見つけたおいしいパン」

東京の有名なパン屋さんがた~くさん載ってる。
写真も素敵だし。
私がチェックしていたお店もたくさん出てたし。
ん~。見てて飽きない♪

素敵な本、どうもありがとうっ!!
コレを片手にパン屋めぐりするぞっ!
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by zima_55 | 2005-09-13 17:17 | Book
2005年 08月 21日

シリウスの道 藤原伊織

b0004863_171862.jpgみなさま。
お久しぶりです。
ただいま実家におります。
実家のPCはネット環境がいいので久々にブログサーフィンしております。
んで、今さっきずっと読んでる本が読み終わったので感想でも書こうかなと。

珍しくハードカバーの本を読みました。
藤原伊織氏、通称「いおりん」の最新作『シリウスの道』です。
(いおりんなんていい始めたのは故鷺沢萠女史ですが・・・。
なんか、かわいいのでそう呼ばせていただきます。)

大手広告代理店に勤める辰村には幼馴染の明子と勝哉がいた。
3人は中学時代にそれぞれの理由で離れ離れになってしまうが、とある事件でばらばらになった3人がそれぞれ再会することになる。
また、辰村が関係する広告代理店での他社との過酷過ぎる競合のプロジェクト。
その中での様々な人間関係。
関係ないようですべてがうまく絡み合うこの物語は完璧すぎるほど完璧です。

最後の最後。
泣けてしまった。
この物語。
ものすごく頭のいい人ばかり出てくる。
私の理想とする人、頭の回転が速くて、先を見通せる人。
その中でもかっこよかったなぁ。戸塚。
・・・って、突然名前を出されてもわかんないですよね。
でもね、読んでみてください。
ここまで頭がよくて、素直で、懸命で、真っ直ぐな人間。
なかなかいません。
自分が生きてる中でどんなに驕り高ぶっている部分が多いか。
気づかされる。
戸塚みたいに意志が強くてかっこいい人間になりたいと思ってしまう。
そして、彼みたいに潔い人間になれたら素敵だろうなぁと思ってしまう。
この本の最後の最後で彼の潔さに思わず涙してしまいました。
すごいぞ!かっこいいぞ!戸塚!!!
でもね、戸塚だけじゃない。
出てくるすべての人がとてもかっこよくて、頭が良くて、魅力的で。
自分が「こんな人になりたい」と思う人が結集してました。

ストーリーも色々な事件の「点」が「線」になるタイミングがとても自然でいい。
そして、広告業界の話、株の話、経済界の裏話などじま的に興味のあることが満載でものすごくはまって読めました。
うん。面白かった。

こうやっていろいろ書いて結局思うところ。
こんなすばらしい人間のキャラクターを確立させてこんな物語を作ってしまういおりんが一番すごいんだなと。
そう思いました。

今まで「ひまわりの祝宴」、「テロリストのパラソル」、「ダックスフントのワープ」を読みましたが今回の「シリウスの道」が一番面白かったです。
気になった方。是非是非読んでみてください。
かなりお勧めです。
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by zima_55 | 2005-08-21 01:49 | Book
2005年 04月 28日

真夜中の五分前  本多孝好

b0004863_13115925.jpg久しぶりに本を読みました。
そして号泣しました。
次の日、目を腫らして出社しました。じまです。

私は本の感想を書くのがえらく苦手なのですが。
この『真夜中の五分前』はおすすめしたいので書きます。

本多孝好の作品は『Missing』、『Alone Together』と読みました。
どちらも好きな本。
そして今回のこの本を読んでみて、私は『真夜中の五分前』が一番好きかも知れない。
この人は、私が思うに吉本ばななと同じような不思議な感性を持っている人だと思う。
普通ではない、ちょっと変わった人について書くのが上手いです。

ストーリーはこんな感じ。
ある男性が高校時代に恋人を交通事故で失い、それ以来上手く恋愛ができなくなった。
あるとき偶然知り合った女性(一卵性双生児の姉)との間に徐々に「愛する」と言う感覚が生まれていく。
その恋愛模様そして、恋愛していくその感情の変化を描いた小説です。
上下巻ではなく、SIDE-AとSIDE-Bと別れていて、SIDE-Aはその女性と知り合って恋愛感情に発展していく過程。SIDE-Bはその後の話です。

なんでしょう。
上手く表現できないんですが。
彼の閉ざされた心が開く瞬間。
その描き方がとてもリアルというか。
とても感情移入してしまう。
私は特に心を閉ざしているわけではないと思ってるんですが、気付いていないところで心の一部を閉ざしてるのかもしれないと気付かされる。
そういう部分をぐいっと開かれてしまうようなそんな感覚。
そもそも人間の感情って、その人の思うようにはコントロールできない。
そんなコントロールできない心のゆれをとても上手く表現するんですね。

あぁ。やっぱり上手く説明できない。すいません。
とにかくよかったので気になった人は読んでみてください。
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by zima_55 | 2005-04-28 13:36 | Book
2005年 03月 01日

パーフェクト・プラン  柳原 慧

b0004863_12352168.jpg身代金ゼロ!せしめる金は5億円!

この謳い文句に飛びついて買ってしまいました。「パーフェクト・プラン」。
第2回「このミス」で大賞をとったらしいこの作品だけあってなかなか面白かったです。

よくある身代金や誘拐事件の小説。
この小説は違うんですねー。
なにしろ、身代金は要求しないけど5億円手に入れるんですから。(そのまんま)
そしてこの小説の最大の面白いところはそれだけじゃ終わらないところ。
お金を手に入れるなんてまだ序盤。
その後にもっとすごい展開が待っている。

犯人と警察、そして見知らぬ第3者。
完璧なシナリオと思っていた矢先に、第3者の仕業でもろくもバランスが崩れてしまう。
そして代理母、美容整形、オンライントレード、ハッキング、クラッキング・・・。
現代の波に乗った、スピード感のあるミステリーとでもいいましょうかね。
一気に読めてしまう小説です。

所々ミステリーなのに先が読めてしまって読み手として自分の感情の盛り上がりにかけてしまう部分もありましたが、登場人物がみんな一種独特な人間で、みんなそれぞれ深刻な悩みを抱えていたりと心に影をもっていて、そういう人たちの人間性がぐっと私の中に入ってきて引き込まれたので、相殺って感じですね。

なかなかおすすめな1冊でした。
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by zima_55 | 2005-03-01 14:46 | Book
2005年 01月 28日

恋愛時代

b0004863_1628440.jpg故・野沢尚氏の恋愛コメディ「恋愛時代(上・下)」

離婚しても連絡を取り合っている男と女。
軽い口争いの流れでお互いに新しい相手を紹介することに・・・。

「破線のマリス」など結構ヘビーな話を書く印象の強い野沢尚氏がこんな明るい恋愛コメディを書いてるんですね。
私の好きな本の5本の指に入る名作(だと思っている。)
もう何度も読みました。
恋愛コメディなんだけれど、この奥さんの方にものすごく感情移入してしまいまして。
ラストで思いっきり号泣してしまいました。
ホント嗚咽を漏らした私。

さすが野沢尚氏。
脚本家なだけに読んでいるとものすごく頭の中で映像化してしまう。
ドラマにしたらめちゃくちゃ売れると思うんだけど。(内容が月9っぽいし)

この本は男性はそうでもなさそうなんだよね。
しかし、女性はかなり感情移入すると思われます。
是非読んでみてください。かなりおすすめします。
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by zima_55 | 2005-01-28 16:32 | Book
2004年 12月 21日

いま、会いにゆきます

ただいまっす。
先ほど長野から帰ってきました。
長野で忘年会に出席して帰ってきました。
なかなか日帰りで飲んで長野から帰ってくるのはつらいですなぁ。

さて。
表題にもございます旬なネタですが、映画ではございません。
映画は見ておりません。
映画よりも本を読みたい性質なので、めずらしくハードカバーを買って読みました。

「いま、会いにいきます」

やべぇ。
なんだよぅ。
新幹線の中で泣いちゃったよぅ。
周りの人に変な人みたいに見られたじゃないかぁ。
でも、しょうがない。
本当に泣けるんだもん。
最近の自分の擦り切れすぎた薄っぺらな心にグサグサと何か突き刺さった気がしました。
気になる人はとりあえず読んでみてください。
1時間ぐらいで読めちゃいますので。

とりあえず、まだ目がはれてるので今夜は冷やして寝ることにします。
おやすみなさい。
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by zima_55 | 2004-12-21 00:42 | Book
2004年 12月 10日

ダヴィンチ

ダヴィンチの今月号は「Book of the year」と題して、今年の話題になった本、良かった本のランキングをしてました。

その総合ランキングの多分第2位ぐらいだったと思うんだけれど、村上龍著の「13才のハローワーク」が入ってました。
この本はちゃんとは読んでないのだけれど、思うところが多いなぁ。

皆さんは今の職業を選択したきっかけって何ですか?
って、みんなそれぞれ違いますよね。
子供の頃からなりたかった職業についた人もいるだろうし、成り行きでついた人もいるだろう。
でも、大体小さい頃からなりたかった職業って結構「夢」みたいなものだし、それは時代時代に代わっていくもので(でも、それを貫いた人ってとても尊敬するな)大体の人は高校を卒業して大学を選択するときとか、大学の就職活動をするときに初めて意識するんじゃないかな。
でも実際、高校生2年生あたりになったときに学校の先生に
「そろそろ受験を考えなきゃいけない。将来どうしたいかを考えなさい。」
って突然言われても思いつかないと思うんだよね。

私が通っていた高校はアルバイトも禁止されていたし、学校で生活している間は「働くこと」を意識させられたことって1つもなかった。
なのに突然、将来どのような職業になりたいか今考えなさいって言われたって頭の中に材料が何もないんだもの。
考えようがないじゃん!ってものすごく思った。

で、結局私の場合なりたいものが見つからなくて、エスカレータで付属の大学に行ってしまった。
そのあとの大学の間は将来をどうしたいかをものすごく悩んでいろいろ調べたりもしたんだけれど、自分の周りにいる人は特殊な職業についている人もあまりいなかったし、興味をひく仕事も見つからなかった。
今、SEをやっているのは就職活動時期に偶然友達に
「文系でもシステムエンジニアっていう職業につけるらしいよ。」
って言われたから。
結局、今私がここにいるのは偶然にすぎない。
小さい頃からなりたかったわけでもないし、徐々にSEになりたいって思ったわけでもなかった。変な話、ものすごくなりたい職業でもなかった。

あの「13才のハローワーク」という本を見たときに、なぜもっとはやくこういう本が出版されていなかったのかととても悔やまれた。
もし、私が中学生や高校生のときにこの本を読んだら人生が変わっていたんじゃないかなとも思ってしまった。
学生の頃何が足らなかったかと考えると、この本に書いてある、いつどういう勉強したらある職業につけるのかっていう過程だと思うんだよね。
だから、いざ考えなきゃいけなくなった時期になってとき既に遅しみたいなことになる。

これを書いた村上龍氏は「学生時代」と「社会人」の立場と意識にギャップがあることに対してとても危機感を覚えたんじゃないかな。
日本人は甘いって。
机上で歴史ばかりを勉強するんじゃなくて、もっと「働く」って言うことを子供の頃から意識させないと将来の日本は世界に置いていかれるって思ったのではないかな。
少なくとも、私は社会人になって初めてそういう危機感を抱いたし、気づかされるところが多かった。
多分、読んでそう思った人が少なからずいたから第2位になるんだろうな。
私はとてもとても今の日本にとって必要な1冊であると感じました。
村上さん。すげーや。
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by zima_55 | 2004-12-10 10:44 | Book
2004年 10月 13日

女刑事音道貴子 花散る頃の殺人

b0004863_10242297.jpg乃南アサ著の「凍える牙」の主人公 音道刑事の「鎖(上・下)」に続く短編集。
私は「凍える牙」以来、この音道シリーズの大ファンです。

「凍える牙」ではとてもかっこいい女性刑事のイメージだったのが、シリーズを追うごとに人間的であり、女性的な音道刑事に出会う。
警察ものの小説に出てくる女性は、強くてかっこいいイメージを持ってしまうことが多いのだけれど、この音道刑事はかっこいいだけではなくて女性が共感できるものを放っている。
たとえば、自分の家のごみを漁られてあまりの恥ずかしさに激怒してみたり、男性刑事とチームを組むときのお互いの間の線の引き方だったり、コギャルにおばさんって言われてムッときてみたり。
時たま、「私はこんなことで怒ったりしないなぁ」なんて、女性である自分と比べてみたり。
だんだん、音道刑事と自分が自分の中で近い存在になっていくのがわかる、とても親しみを持って読める小説である。
こういうのって、やっぱり女性作家じゃないと書けないんだろうなぁ。

「鎖(上・下)」はこの音道シリーズの中で私が一番好きな作品である。
理由は犯人に監禁されている間の心情とか葛藤とか、むかつく相棒に対するドロドロした怒りとかがとても自分の気持ちとリンクしたからだ。
けれど、これを読んだ男性はいまいち入り込めないようなことを言っていたので、やはり女性の本当の心理は女性でなければわからないのかなーととても感じた。

だからといって、女性じゃなきゃ面白く読めないなんてことは全然ない。
男性顔負けの行動力を持ち、刑事としてのすばらしい力を持っている彼女。
それに感服する男性ファンも多いはず。
男性ファンはそういうところだけでなく、女性の思考を音道刑事から学んでもらいたいな。

人と人とがであって、それぞれの人が受ける印象が違うように、男性も女性も「音道貴子」という一人の人間に対する印象がまったく違う。
これまで人間的な登場人物を描ける乃南氏はさすがだと思ってしまう。

と、ここまでシリーズ全体に関して感想を書いてきたけれど、本作の内容としてはバラエティに富んでいてよかった。
「あなたの匂い」では自分のごみを漁るストーカーの被害にあったり、「花散る頃の殺人」ではとても切ない殺人事件を追ってみたり、「茶碗酒」では滝沢(「凍える牙」でチームを組んだ刑事)の目線で語られる年末の普通の刑事の生活をかいてみたり。「茶碗酒」では音道の名前はほとんど出てこないが最後に何気なく音道が登場していたりするのが私は好きだったな。
短編集なので、発生する事件に対しては簡単に解決できてしまい、「推理小説」という観点ではあまり醍醐味はないけれど、いろいろな音道刑事に出会えると考えるとこれもまた面白かったりする。
おすすめの1本です。
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by zima_55 | 2004-10-13 10:32 | Book
2004年 09月 15日

骨音

最近の平日の私の行動といえば・・・

仕事→空手→家に帰って深夜番組→寝る
仕事→家に帰って読書→寝る

の、ほぼどっちかである。(なんだかさみしーアフター6)
何年か前のように平日朝まで飲んで寝ないで会社なんてことはもうしなくなった。
っつーか、できなくなった。仕事になんないもん。次の日。

ってことで、昨日の私は後者でした。
読んだ本はやっと文庫化された石田衣良氏の「骨音」。
池袋ウエストゲートパーク第3段ですな。

私は石田衣良氏のファンでして、待望の「骨音」。
第1段第2段がお気に入りだったので楽しみにしていた「骨音」ですよ。

印象としては・・・ちょっと物足りなかったかなぁ。
2作目までの勢いがなかったなぁ。
ラストが途中で読めちゃったのが・・・ね。
2まではラストを知ったときに「ええーー!?」っていう驚きがあったんだけど今回はそれがなかったのがポイントを低くしたかな。

でも、お話の内容としてはバラエティに富んでてよかったかな。
マコトのラブストーリーあり、マコトのママの活躍もありで。
第3話「キミドリの神様」は石田氏お得意の経済ネタ。
彼の経済ネタが絡む話は好きなんだよねー。(「波の上の魔術師」が一番好きな作品だから)
池袋で広がる地域通貨が絡む話なんだけど、よくこういうこと思いつくよな。
第1話「骨音」はドラマを見てしまっていたから、あまり乗り気のない状態で読んじゃったんだけど、やっぱラストは小説の方がいいね。(っていうか、あのラストはドラマにできないって。)
ウエストゲートパークはこうじゃないとね。

いろいろ書いたけど、やっぱりIWGPは大好きなので「電子の星(IWGP4)」が文庫化されるのを今か今かと待ち遠しく耐えて待ちます。(いつになるんだーー!)

さて、次は何を読むかな。
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by zima_55 | 2004-09-15 10:11 | Book
2004年 08月 27日

ヒートアイランド

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大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞W受賞作家 垣根涼介の「ヒートアイランド」。
本作品は、渋谷のストリートギャングのヘッドであるアキとカオルは仲間が成り行きで手に入れ、持ち帰った大金をみて驚愕する。実はその大金はヤクザが経営するカジノバーから強盗集団が強奪したものだった。そして、その大金に絡むストリートギャング・ヤクザ・強盗集団の攻防が描かれたミステリーである。

いやぁ、面白い!
電車で降りなきゃいけない駅を乗り過ごすぐらい集中して読んでしまった。
アキとカオルの巧みなチームプレー、腕利きの強盗集団、頭の切れるヤクザ。
どれも抜け目のない人間たちの息を飲む攻防ははらはらしながらも猛スピードでページをめくってしまう。
どの登場人物も一般人から見たら普通ではないご職業につかれてはいるが、どうして彼らが今そこにいるのか、なぜストリートギャングのヘッドになったのか、なぜ強盗になったのか、なぜヤクザになったのか。登場人物の背景が細かく描かれ、その必然性によってとても親近感を得てしまう。
3者の攻防は、偶然と必然が緻密に設計されていて、さらにスピード感もあって読み手をひきつけて離さない。
ただ、登場人物の頭が切れすぎる部分もあってその点は鼻についたが、それを無視できるぐらいわくわくさせられたのでOK。

そして話は「ギャングスター・レッスン」、「サウダージ」へ続くのです。
この二つ、まだまだ文庫化されないんだよなぁ。
ハードは買わないと決めている私だけど、もしかしたら買っちゃうかも。
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by zima_55 | 2004-08-27 14:26 | Book