じまなひび

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カテゴリ:Art( 3 )


2005年 09月 14日

ドレスデン国立美術館展

b0004863_1323119.jpg夏休みにさかのぼりますが。
上野の西洋美術館で開催している「ドレスデン国立美術館展」に入ってきました。

そして、私の大注目作品、フェルメール作『窓辺で手紙を読む 若い女』を見てきました。

『アトリエの画家』同様、やはり一目見たら心を掴まれて動くことができなかった。
女性の手紙を読みふけっているその瞬間、彼女の心情がとても伝わってきて、小説を読むように感情移入できる。

ガラスに映る女性の姿、絨毯の質感、置くの壁に映る陰影、レモンイエローの服。
とても写実的。
しかし、それ以上にすばらしいのは絵の中の空気感。
小さい空間であるのにものすごく奥行きを感じることができる。
どうしたらこんな作品が描けるんだろう。
やっぱりフェルメールはすばらしい。

また一歩、私の夢に近づきました。
今までに見たフェルメールの作品は4作品。
残り31作品。
死ぬまでに絶対に全部見てやるぞ!!!

さて、今回のドレスデン国立美術館展ですが、今月19日までです。
まだ見に行かれていない方は是非今週末行ってみてください。
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by zima_55 | 2005-09-14 13:03 | Art
2005年 03月 23日

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール展

b0004863_9461433.jpg先日、久しぶりに美術展に行ってきました。
上野の西洋美術館で開催されているジョルジュ・ド・ラ・トゥール展

日本ではあまり有名ではないと思います。
ラ・トゥールは17世紀フランスの画家で光を用いた空間表現がすばらしい画家です。
17世紀以降彼が亡くなってからしばらくは忘れ去られ、19世紀に入ってから再び脚光を浴びました。
彼の作品の軌跡は途中で絶たれているため、現存の作品は40点あまりしか見つかっていません。
しかもその内数点はまだ新作か贋作かも明らかにされていない検証中の作品です。
このように謎に包まれているため、しばしばあのフェルメールに比較されることもあります。

彼の作品の特徴は光源(基本的にろうそく)を絵の中に置くこと。
その光の周りに人間を配置し、その影や光のあたり具合を巧妙に描くことによって空間の立体感を出します。
光源を絵の中心に置いてあえてそれを登場人物の手などで隠す。
そして光の輪郭と影のみで手を表現するなど、彼はかなり実験的に作品を描いていたと思われますがその表現方法は絶妙です。

当時の絵画は画家本人が100%描くこともありますが、基本的に工房にて画家が描いた絵を工房に所属する画家が模写して大量生産していることが多かったようで、今回の展覧会も半分ほどは模作でした。
しかし、面白いのは同じ絵画の模作が並べて置かれていたりしていたところ。
確かにそれぞれは写真のように構図も大きさもすべてがほぼ同じなのだけれどタッチだったり色合いだったりがそれぞれ微妙に異なる。
そして、やはりラ・トゥールの筆の滑らかさは彼にしか出せないんだなと確信させられます。


b0004863_9452216.jpg今回の展覧会では「書物のあるマグダラのマリア」が非常によかったです。
そっと抱かれる頭蓋骨、それを照らす温和なろうそくの光があまりにも滑らか過ぎて、よりいっそう彼女の悲しみを引き立てている。
マグダラのマリアの顔は髪に隠れて見えませんが、すべての感情が伝わってきます。
この絵の前に立ったとき、しばらく動くことが出来ませんでした。
なぜか彼女の感情にシンクロして、涙が出てくるんです。

今回、40数点中半数ほどの作品が集まったのは西洋美術館が「聖トマス」を購入した記念のようです。
多分、今後ラ・トゥールの作品がここまで一同に集められることはないと思います。
有名ではない画家であるためにこの展覧会の価値が非常に高いことは理解してもらいづらいのですが、この展覧会は是非とも足を運んでいただきたいと思います。
見る価値はあります。
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by zima_55 | 2005-03-23 10:02 | Art
2005年 02月 23日

ドレスデン国立美術館展

b0004863_9511670.jpgフェルメールの作品がまた日本に来ますっ!!!
ドレスデン国立美術館展に「窓辺で手紙を読む女」が展示されます。
じま、興奮気味ですっ!

私、夢なんです。
死ぬまでにフェルメールの作品をすべて見ること。
大学の西洋美術史の授業でで「牛乳を注ぐ女」でフェルメールの虜になりました。
フェルメールは生涯に35点しか作品を残していません。
1点は盗まれてしまってないですが、残りの34点は死ぬまでに絶対に目にしたい!

1995年にパリで開催された「フェルメール展」。
あの時、学生だったし、金もないしで行けなかった。
今思えば、金を借りてでも行けばよかった。
もうあんな珍しい展覧会は開かれないだろうから。

去年開催された「ウィーン美術史美術館展」では念願の「アトリエの画家」を見ることが出来ました。
これはかなり思い入れのある作品。
だって。だって。だって。

ウィーン美術史美術館へ行って見れなかったんだものっ!!

あの時の悔しさったらない。
美術館のどの部屋のどこに展示してあるかもしっかり調べていったのに。
そこには「アトリエの画家」はなかった…。
修復中だかなんだかでさ。

なのでウィーン美術史美術館展を開催するって聞いたときは涙が出るかと思った。
実際、去年美術展に行って、「アトリエの画家」の前に立ったとき。
初めてです。絵を見て泣いたの。
本当にすばらしい作品でした。20分ぐらいかな。足が動かなかったし。
あの女性の表情、あのほんのりもやのかかったような空気感、点描画のような画法で描かれた光の表現、そして特徴的なレモンイエローとラピスラズリのブルー。
あの統一された空間の表現は言葉が出てこなかったです。

今までに見たのは4点。
「窓辺で手紙を読む女」で5点目。
本当に楽しみ。いまからうずうずしてます。

しかし、あと30点もある・・・。
はー。オランダとアメリカとイギリスに行きたい。
お金貯めよ。。。

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ドレスデン国立美術館展
2005年3月8日~5月22日 兵庫県立美術館
2005年6月28日~9月19日 国立西洋美術館
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by zima_55 | 2005-02-23 10:28 | Art